複合機を比較
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「複合機」と「コピー機」、「プリンター」の違い

正確には異なるOA機器!複合機とコピー機、プリンターの違いをご説明

会社業務になくてはならないのが、「コピー機」と呼ばれるものです。一方で、「コピー機」のことを「複合機」や「プリンター」と呼ばれるオフィスもよく見られます。これらの機器が実際にはどう違うのか、よくわからないという人も多いのではないでしょうか。実は、普段私たちが単に「コピー機」や「複合機」と呼んでいるものは、厳密には違う可能性があります。一体これら3つの違いは何なのか、それぞれの特徴や機能を詳しく見ていくことで探ってみましょう。コピー機や複合機の導入を考えている会社は、これらの違いをあらかじめ知っておくことで、選び方も変わってくるはずです。

1.複合機とは

複合機という呼び方を聞いたことはあるものの、実際はどういったものかよく知らないという人も多いかもしれません。複合機とはその名の通り、コピー機能以外に、いくつかの異なる機能が複合されたOA機器を言います。

複数の機能の中に含まれるのは、FAX機能、スキャナー機能、プリンター機能などがあります。最近はこういった機能があらかじめ搭載されている場合が多いため、ことさら複合機という名前で呼ばず、単にコピー機と呼ぶことも多くなっています。従来は、こうした機能を一つずつ備えた機器をそれぞれそろえるのが通常でしたが、現在はこれらが一つになった複合機があるため、そろえる手間が省けるというメリットがあります。コスト的な面でも、それぞれ単体で購入するより比較的安くすみますし、設置面積も少なくて済みます。設置場所に広いスペースが取れない小さなオフィスなどは、特にメリットがあると言えるでしょう。また、電源も一本化されるため、省エネ効果も見込めます。

一方、デメリットとしては、故障時に全ての機能が使えなくなってしまう場合がある、一度に複数の人が使用しづらいため、待ち時間ができて業務効率が悪くなる場合がある、多機能すぎると無駄な機能も出てくるなどがあります。

2.コピー機とは

コピー機とは、正確にはコピー機能が単独で搭載されているOA機器のことです。そのためFAXやスキャナーといった他の機能は搭載されていません。

コピー機の本義であるコピー機能は、まず複写したい文書や図面をガラス面に置き、コピーしたい原本を読み込みます。次に読み込んだデータを元に感光ドラムと呼ばれる個所にレーザー光を当てます。感光ドラムにはマイナスの静電気が帯電していますが、レーザー光を当てることにより、その部分の静電気が除去されます。そして、トナーと呼ばれる印刷用の粉を、感光ドラムに吹き付けます。(感光ドラムの静電気が除去された部分にのみトナーが付着します)吹き付けたトナーを今度はコピー用紙に転写するのですが、そのままではトナーが落ちてしまうので、熱と圧力を加え、トナーをしっかり定着させる作業を行います。こうした行程を経て、コピーが印刷されるわけです。

3.プリンターとは

プリンターは、紙データをスキャンして複写するコピー機に対し、デジタルデータを取り込んで紙に印刷する機能(一般的にプリントアウトと呼ばれる機能)を持った機械を言います。また、印刷機能のみのものは単機能プリンターと呼ばれ、コピー機能やFAX機能などを含むものは多機能プリンターとよばれています。

近年のオフィス業務では、パソコンで編集した文書をプリントアウトしたり、メールに添付されているファイルを印刷したりといったことが当たり前となっています。そうした場合に使われるのがプリンターです。従来のコピー機単体ではデジタルデータの印刷はできません。

プリンターには、インクジェット方式とレーザー方式という2種類の印刷方式の違いがあります。インクジェット方式は、インクを用紙に直接吹きかける方法で、細部の色まで再現できるという特徴があります。その一方、カラーだと色がにじむ場合もあることや、印刷時間も比較的長めといったデメリットがあります。

レーザー方式は、コピーと同じく、感光体をスキャンしてトナーを吹き付ける仕組みになります。色の定着が良く、にじみにくいこと、印刷速度が速いこと、大量の印刷をする場合はコストパフォーマンスが良いことなどのメリットがある一方で、インクジェットに比べて色の再現度は低いこと、初期費用やメンテナンス費用が比較的割高なことなどのデメリットがあります。

4.まとめ

このように、複合機はコピー機能、プリンター機能、FAX機能やスキャナ機能など、多くの機能が一つの本体に含まれているもので、コピー機は紙データを複写する機器、プリンターはデジタルデータをプリントする機器を言います。普段ただコピー機と呼んでいるものでも、正確はこうした違いがあるというのがお分かりいただけたでしょうか。

しかし、現在は会社業務において、コピー機を単体で使うということはあまりありません。コピー機に最初からプリンター機能やFAX機能がついていることが多く、多機能複合機となっていることがほとんどです。そのため、従来の慣例で複合機とは呼ばず、単にコピー機という呼び名が一般化されているのが現状というわけです。

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