複合機を比較
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フィニッシャーとは?フィニッシャー種類と機能

インナーフィニッシャーやサドルフィニッシャーなどの種類に加えフィニッシャーの機能についてもご説明致します

現在の複合機・コピー機には、さまざまな便利な機能が付属しています。本体に標準でついている機能だけでもさまざまなものがありますが、オプションの拡張機能取り付けることで、より多彩な機能が使えるようになります。オフィス業務の効率化、簡素化、コストの削減などにも、大きな効果が見込めます。

コピー機のオプションにはいろいろな種類のものがありますが、中でもオフィス業務に大きなメリットがあるのが、「フィニッシャー」と呼ばれるオプション機能です。フィニッシャーは、ホチキス止めやパンチ穴を開けるだけでなく、用紙をまとめるための作業を同時にこなしてくれる機能を持っています。

ここでは、コピー機導入に際してフィニッシャーの取り付けを考えている会社のために、フィニッシャーの種類と特徴について、くわしく説明していきましょう。

1.フィニッシャーとは

フィニッシャーとはコピー機のオプション機能の一つで、コピー機に取り付けることで、ホチキス止めなどの事務作業の手間を省くことができるものです。

フィニッシャーの主な機能は、複数の紙をまとめてホチキス止めしたり、紙を折ったり、またパンチで穴をあけてくれるというものになります。従来はこうした作業を人力で行うしかありませんでしたが、フィニッシャーをオプションで追加することにより、面倒で手間のかかる作業を自動的に行うことができ、大幅な業務の効率化につながります。

フィニッシャーは全てのコピー機に取り付けられるわけではありませんが、大量印刷できるコピー機には、ほとんどの場合で取り付けが可能となっています。

2.インナーフィニッシャー/サドルフィニッシャー

フィニッシャーには、大きく分けて2種類があります。「インナーフィニッシャー」と「サドルフィニッシャー」と呼ばれるもので、大まかに言うと、インナーフィニッシャーはコピー機の本体内側に、サドルフィニッシャーは外部に取り付けるものになります。

インナーフィニッシャーは、コピー機の幅を増やすことなく設置でき、価格も比較的抑えられるため、小規模のオフィスに向いていると言えます。しかし、機能が限定されることと、使いすぎると故障の確率が高まるなどのデメリットもあります。

一方サドルフィニッシャーは、インナーフィニッシャーに比べ、大量の用紙をまとめて綴じられるという特徴があります。また、ホチキス止め以外にも、紙折りやパンチ、カバーシート付けなどの多種類の機能が使えます。その分、設置に場所を取り、導入価格も高めになるため、比較的規模の大きなオフィス向けと言えるでしょう。

3.針ありステイプル/針なしステイプル

こちらは、フィニッシャーのステイプル機能の種類になります。針ありステイプルは、その名の通り金属針を使ったホチキス止めの方法ですが、針なしステイプルは針を使わずに用紙を綴じる方法になります。

針なしステイプルは、用紙の隅に細かい切れ目を入れ、そこを折り込むことで用紙を綴じるという方法です。針を使わないため、文書を廃棄する際にいちいち針を外す必要がなく、そのままシュレッダーにかけられるという利点があります。また、消耗品のコスト削減にもつながります。その一方で、針なしステイプルは5枚程度の綴じ込みが限度となり、針ありステイプルのように大量の用紙綴じはできないこと、綴じる力が弱く、比較的ばらけやすいことなどの短所もあります。まとまった量の用紙を綴じる目的でコピー機を使用する場合は、針ありステイプルの方が向いているでしょう。

4.パンチ

パンチは、ファイリング用にパンチ穴を開けるフィニッシャーの機能です。こちらも、コピー機を使用する際に同時にパンチ穴を開けることができるため、業務効率がアップする便利な機能となっています。2穴でのパンチの他、4穴や、場合によっては3穴を開けられる種類のものもあります。

5.中綴じ

中綴じとは、週刊誌などのように、二つ折りにした用紙を開き、中央部分でホチキス止めをするというコピー機のフィニッシャー機能となります。使用例としては、社内報などの社内で閲覧する程度の文書や、プレゼン資料をなるべく見栄え良くしたいなどの場合にこの機能を使うと、手軽に比較的クオリティの高い冊子を作成することができます。業者に頼むと費用がかかるところでも、社内で簡単に作るれるため、コスト削減につながります。

中綴じが可能な枚数は大体15枚、60ページほどが一般的となっています。

6.インサーター

インサーターは、綴じた冊子に表紙をつけてくれるという種類の、コピー機のフィニッシャー機能です。上記のような中綴じや、または平綴じの場合でも、自動的に表紙・裏表紙やカバーを挿入してくれます(表紙の印刷はあらかじめ行っておくことが必要)。「ポストインサーター」と呼ばれることもあります。

インサーターを使うことにより、冊子の体裁もよくなり、見栄えが向上するため、プレゼンテーションの資料などに説得力を加えることも可能になります。また、社内閲覧用の文書でも、手軽にきれいに製本できるため、社内報づくりなどの業務効率化が期待できます。

7.Z折り/C折り

Z折り・C折りとは、コピー機で印刷した用紙を折り込む方法で、どちらも用紙を3等分して3つ折りにするものですが、折る方向に違いがあります。Z折りの場合、3等分した用紙を、一方は内側に、一方は外側にする折り方になります。C折りの場合は、同じく用紙を3等分しますが、折り目を両方とも同じ方向に折るという折り方になります。

Z折りはパンフレットやリーフレットなどに、C折りはダイレクトメールなどの用途で用いられます。こうした作業を手作業で行うとなると、必要な人手や時間は決して少なくありません。人件費などのコストや、業務効率の面から見てもデメリットが大きいでしょう。その一方、フィニッシャーを使えば、どちらの折り方でも簡単に処理することができますから、コストも最小限ですみ、業務効率もかなりの程度アップできます。大量のダイレクトメール発送の必要がある際などは、かなり便利な機能と言えるでしょう。

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