複合機を比較
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家庭向けと法人向けのコピー機の違い

家庭向けの複合機と業務で使用する法人向けコピー機の違いについて

コピー機を会社に導入する際、どういったものが適しているか悩むということは多いでしょう。多くの場合、法人向けの業務用コピー機を導入するのが一般的でしょうが、中には家庭向けの小型複合機・コピー機を選ぶ場合もあるかもしれません。業務用コピー機の導入には多額の費用が必要な一方、家庭向けのものであれば格安・激安で導入できるというイメージがあります。しかし、両者が異なるのは、本体価格だけではありません。他にもさまざまな相違点があります。それぞれの特徴を知ることで、どちらが業務上適しているのか判断しやすくなります。ここでは、家庭向けと法人向けコピー機が具体的にどう違うのかについて、詳しく見ていきましょう。

1.耐久性

家庭向けと法人向けのコピー機の違いとしてまず挙げられるのは、「耐久性」という点でしょう。一般的に、法人向けのコピー機は家庭向けのものに比べ、かなり頑丈に作られています。これは、業務用のコピー機が1日数十枚~数百枚印刷など、ある程度まとまった量の印刷をすることを前提として作られているためです。会社業務においては、1日に大量のコピーを取ることが少なくありません。そのためには、一定以上の印刷速度が必要になります。ですから、コピー機本体に、そのスピードに応じた頑丈さが求められるわけです。一方、家庭での場合、毎日数十枚もの印刷をするのはまれと言えます。そのため、業務用に比べ低い耐久性しか与えられていません。ですから、もし家庭向けコピー機で毎日大量のコピーを行った場合は、本来よりも早く寿命を迎える確率が高まるでしょう。

2.印刷コスト

両者の違いはコスト面でも挙げられます。一般的なイメージでは、法人向けのコピー機の方が、家庭向けに比べ印刷コストがかかりそうな気がします。しかし、実際は逆で、業務用の方が一枚当たりの印刷コストは安くなっています。業務用のコピー機では、「カウンター料金」という形で印刷費用を徴収されるケースが多くなっています。これは、カウンターの数字に応じて毎月料金を支払う制度で、コピー1枚ごとに値段が決められています。一方家庭用の場合は、インク代によって費用が決まるため、1枚当たりのコピー代金が比較的高くならざるをえません。一般に業務用は家庭用に比べ、1枚当たりの印刷費用は3分の1程度に抑えられるとされています。

3.インク

使用するインクも、家庭向けと法人向けでは異なります。家庭向けのコピー機で多く使用されるのは「インクジェット方式」と呼ばれるもので、インクを紙に直接噴きつけることで印刷するという方法です。それに対し、業務用コピー機で用いられるのは「レーザープリンター方式」というもので、トナーというインク粉末を感光体ドラムに噴きつけ、それをコピー用紙に圧着させる印刷方法になります。インクの値段も両者では大きく異なり、業務用は家庭用に比べ、数倍の値段がかかることが普通です。しかし、その分業務用は多くの枚数を印刷できるようになっているため、費用対効果は比較的高いと言えます。

4.印刷方式

上記のように、両者は印刷方式も異なります。前述したように、家庭用のコピー機で多く使われているのは、紙に直接インクを塗布するインクジェットと呼ばれる方法です。この方法の利点は、色を忠実に再現できるという部分にあります。カラー写真をコピーする場合など、色味をあまり損なうことなく印刷することが可能です。その反面、普通紙を用いて印刷すると、色がにじむ場合があること、印刷に時間がかかりがちなことなどのデメリットがあります。また、多く印刷するほどコストがかかってしまうという面もあります。

業務用のレーザープリンター方式は、これも前述のように、感光体ドラムにスキャンした画像にトナーを噴きつけ、それを紙に写し取るという方法になります。主な長所は、印刷速度が速いこと、色がにじみにくいこと、印刷が長持ちしやすいことなどがあります。一方で、微妙な色味を再現するのが比較的不得手であるという短所もあります。

5.印刷スピード

これも前述したように、法人向けのコピー機は家庭向けのものより、格段に印刷速度が速くなっています。会社業務では、短時間に多くのコピーを取らなければいけません。そのため、1枚の印刷に時間がかかっていては業務効率が下がってしまいます。こうしたことから、業務用コピー機では1分間に数十枚もの印刷が可能な機種が一般的となっています。場合によっては、1分間で100枚以上の印刷ができる高性能機種もあります。それに比べて、家庭用コピー機の場合は、1分間に多くても10枚程度しか印刷できないことが普通です。これは、インクジェット方式ではインクを乾かす時間が必要なことから、業務用のように短時間で多くの数を印刷することができないためです。

6.用紙

使用可能なコピー用紙にも違いがあります。家庭向けのコピー機の場合、使用できるのはA4サイズまでが限界となっています。しかし法人向けコピー機では、A版B版といった、一般に販売されているコピー用紙の大きさほとんどに対応しています。A4サイズの2倍であるA3サイズはもちろん、場合によってはA2サイズ(420×594㎜)のものまで印刷可能な機種もあります。こうした大きなサイズを印刷する場合は、業務用コピー機の方が適しているでしょう。

また、給紙できる枚数も異なります。業務用は家庭用に比べ、5倍~10倍ほどの量の紙がトレーに入れられることから、給紙の回数が少なくて済むというメリットがあります。

7.保証

業務用コピー機の場合、販売店やメーカーと保守契約を結ぶことになります。保守契約で一般的な「カウンター契約」においては、毎月のカウンター数に応じて料金を支払う代わりに、定期メンテナンスや故障時の修理対応等が無料で受けられるようになります。業務用コピー機のような精密機械は、比較的不具合が生じる確率が高く、また業務に与える影響も大きいため、こうした保証体制が充実しています。一方、家庭用コピー機の場合は、メーカー保証と電気店の保証はあるものの、業務用のように手厚い保証は受けられません。また、期間も数年と限られており、契約期間中は保守が受けられる業務用と比べると、不便と言わざるを得ないでしょう。

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