複合機を比較
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リースコピー機の契約満了後の選択肢

「再リース」、「買い取り」、「新しくリース契約を組み直す」それぞれの特徴について

リースでコピー機や複合機を導入している場合、いずれは契約期間が満了を迎えることになります。そうしたときに問題となるのが、「この後のコピー機をどうするか」という事でしょう。事業を畳むなどでない限り、実際に契約満了後の選択肢となるのは、「再リース」、「買い取り」、「新しくリース契約を組み直す」という3つの方法です。今回は、これら3つの方法について、それぞれの特徴を詳しく解説していきたいと思います。

再リース

再リース契約とは、リース契約の期間が満了となった際、それまで使用していたリース物件を、再び延長して使用するための契約を言います。コピー機の法定耐用年数は5年のため、リース期間は多くの場合で5年となっています。リースにおいては、コピー機の所有権はリース会社にありますから、契約期間が満了となったコピー機は、リース会社に返却しなければなりません。つまり、ほとんどの場合、リースコピー機は5年ほど過ぎると、自動的に手放さなくてはならないわけです。しかし、現在はコピー機の耐久性もアップし、中には10年以上使えるというものも少なくありません。場合によってはリース期間を過ぎても、同じ機種をまだ使い続けたいという要望もあるでしょう。新しい機種でリースを組みなおすよりも、今までの操作に慣れた、使い勝手の良いコピー機の方を手元に置きたいということもよくあるケースです。そうした場合に取られるのが、再リースという方法になります。

再リースを結ぶことにより、従来のリース契約を延長することができます。再リースにおいては、リース料金は従来のものと比較して、10分の1程度と格安になるという特徴があります。こうした定額料金が可能なのは、リース会社がコピー機購入にかけた費用が、これまでの契約ですでに補填されているためです。再リースの契約期間は通常1年以内で、場合によってはさらに1年ごとに更新していくことも可能です。

このようなコスト面のメリットの一方で、保守の面ではデメリットもあります。すでに長期間使われた機種は、故障や不具合の確率が高まるため、保守メンテナンスの料金は高くついてしまうことも考えられます。こうした点については、しっかり考慮しておいた方がよいでしょう。

買い取り

リース契約満了後も同じ機種を使い続ける方法は、再リースばかりではありません。契約満了後に、同機種を買い取ることもできます。前述のように、リース物件は実際にはリース会社が購入したものですから、所有権はリース会社にあり、借り手には期間満了時の返却義務があります。それに対し、同機種をまだまだ使用したいという場合には、代金を支払って買い取ることで、手元に残すことが可能です。買い取りをすることで、リース時とは違ってコピー機を自社資産とすることができるので、何年でも好きなだけ使用することが可能となります。

しかし注意すべきなのは、リース満了時に格安で買い取りに応じてくれるリース会社は、それほど多くないという点です。もちろん中古価格での買い取りが可能な場合もありますが、やはりそれほど多くはありません。これは、再リース料1、2回分などの格安価格でリース物件を売却することは、税務上においてリース取引が否認される場合があるためです。また、リース取引のうち「オペレーティング・リース」においては、期間満了時の残存価額での買い取りも可能ですが、コピー機のリースは「ファイナンス・リース」にあたるため、こちらのケースもほとんどありません。

また、買取で問題となるのは、メンテナンスや保守の面にあります。中古コピー機として買い取った場合、今まで加入していた保守契約にそのまま継続して加入することができない可能性があります。また、加入できたとしてもコピー機は5年を超えると故障の頻度も高まるため、メンテナンスや保守にかかる費用が以前よりも高くなってしまうケースが多くあります。

最新機種でのリース契約組み直し

再リース、買い取り以外にも、新たに最新機種でリース契約を結ぶという選択肢もあります。この場合、古い契約のコピー機はリース会社に返却することになりますが、実際には業者が回収して返却してくれるため、自費で搬送する必要はありません。この方法では、改めてリース契約を結びなおすことになるため、前の2つのようにコスト面で大幅なメリットはありませんが、その代わり最新機種が導入できるというメリットがあります。コピー機・複合機などの機器は、目覚ましいスピードで進化し続けています。つい数年前に出た機種が、すぐに性能が古くなるという事も珍しくありません。特にクラウド機能など、インターネットを利用したデータ管理のシステムは次々に進化していますから、定期的に機種を入れ替えることは、業務上の大きなメリットがあります。性能の古い機種を使うことで制限されていた業務効率を、最新機種の導入によって向上させることが可能になります。

さらに、性能面の向上はランニングコストの改善にもつながります。省エネ機能や印刷スピード、トナーの節約機能などもアップしていますから、以前の機種より効率の良い運用が期待できるでしょう。保守面においても、最新機種のためトラブルを起こす心配が少ないというメリットもあります。

まとめ

このように、リース契約が満了したコピー機や複合機の選択肢としては、上記の3つが考えられます。このうち再リース、買い取りに関しては、コストを大幅に削減できるというメリットがあります。特に再リースに関しては、現在の機種を格安で使用したいという場合には、利点の多い方法だと言えるでしょう。しかし、リース料金が大幅に下がる一方で、保守メンテナンスの料金が上がるという恐れもあります。法定耐用年数を超えたコピー機は、特に故障の頻度も増えるため、修理コストはもとより、業務の停滞なども招きかねません。

それに対し、リース契約の組み直しは、再リースに比べてリース料金が高くなるというデメリットはあるものの、最新機種の導入によるメリットで、十分にそれを補うことができます。性能面に加え、動作の安定性も格段に向上するため、トラブルで業務を滞らせるおそれもほとんどありません。トータルで考えると、もっともお得な方法と言えるでしょう。

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